大人の学び

大人の学びとは?

具体的経験、ふりかえる、教訓を引き出す、実践のサイクルを繰り返す

私たちは、子ども時代から多くのことを学び、成長して大人になりました。
学びの機会は、学校などで新しい知識を獲得するだけではありません。
人生におけるさまざまな経験によっても得られています。日々起こるさまざまな出来事に対処することを繰り返し、私たちは自己流の問題解決スタイルを確立してきました。
変化し続ける環境に対応してゆくためには、自己流の問題解決スタイルを常に磨きバージョンアップしてゆくことが必要です。
それこそが、大人にとって必要な学びなのです。
では、自己流の問題解決スタイルをバージョンアップさせるにはどうしたらよいのでしょうか?
子どものときのように新しい知識を獲得してゆくだけではバージョンアップとは言えないでしょう。使い慣れた自分のスタイルを見直し、必要のないものを手放したうえで再構築してゆくためには「経験から学ぶ」ことが有効です。
「経験から学ぶ」とは、経験そのものを素材として多様な観点からプロセスを深くふりかえり、ほかの場面でも活かすことのできる教訓を引き出して、新しい状況で実践してゆくことです。
このサイクルを繰り返すことで、自己流の問題解決スタイルをバージョンアップさせることができます。

対話型・実践教育(企業・学校など団体さま向けサービス)

問題解決力(自分で考えて行動する力)を磨き高めるためのセミナーです。
セミナーでは、問題解決に必要なさまざまな力(情報力・想像力・発想力・コミュニケーション能力・行動力・概念化能力)をフル活用して臨みます。そのプロセスをふりかえって客観視することで、自分自身の問題解決スタイルをバージョンアップさせることが出来ます。

ケースメソッド教育

  • ケース教材をもとに参加者が討議をすることによって学ぶ授業形式です。ハーバード大学のロースクールに端を発し、現在では多くのビジネススクールで用いられている「大人の学び」の教育手法のひとつです。
  • ケース教材(討議のために作成された大きな意思決定を必要とする問題が描かれている事例)を参加者が相互にかつ自発的に討議を行うことで、理解力・分析力・発信力・決断力を身につけることが出来ます。

期待される効果

  • 現実的な問題を解決する疑似体験の過程でさまざまな視点で問題を理解・分析し解決方法を検討することで、ビジネスの現場で必要な統合力を身につけることができます。
  • 既存の理論や概念を応用する力や、そこからさらに新しい概念を展開する方法を身につけることができます。
  • 自分自身や他者の強みや考え方、価値観を理解し、それらを磨き伸ばしてゆくことができます。(独創)
  • 他者と協同でひとつのものを創り上げてゆくことの重要性、またそのために必要なことは何か学ぶことができます。(協創)
  • 多様な視点、価値観、考え方があることを理解し、安易な答えに満足せず考え抜いて自らのよりどころとする知見を編み出す能力や態度を獲得することができます。

ケースメソッドとは

ケースメソッドでの授業には【個人予習】【グループ討議】【全体ディスカッション】の3つのプロセスがあります。

個人予習
事前にケース教材とディスカッション設問が配布されます。ケースをよく読み込み、状況や問題を理解・分析し、設問に対する自分なりの意見を準備します。
グループ討議
数人のグループに分かれて、個人予習によって各自がどのようなことを考えてきたのか意見交換をします。ここでは結論をひとつにまとめる必要はなく、メンバーそれぞれが多様な意見を持っていることを知ることが大切です。考えてきたことを自分の言葉で話し他者の反応を見ることで自分の意見や表現を修正・調整したり、他者の意見を聴くことで自分の考えをさらに発展させたり、あるいはケースに書かれている内容について背景となる専門知識等について教えあったりするウォーミングアップの場です。
全体ディスカッション
参加者全体でケースについて設問をもとに講師のリードによって参加者が自発的に発言を連ねる形でディスカッションを行います。用意してきた意見を述べるだけでなく、他者の発言を聴き、それらによって自分の意見や考えを発展させたり修正したりしながらともに学び合ってゆきます。
問題解決とは 問題解決に必要な力